圧力波

・刺激が強い施術で構わないので、痛みを早く改善したい方

施術中に痛みをともないますが、その分即効性に優れています。
施術直後でも、痛みの緩和を実感する方がたくさんいらっしゃいます。

・試合が近い方

必ずしも効果を保証できるものではありませんが、一般的には4〜5回ほどの施術で症状の改善が期待できる傾向にあります。
※同じ部位に照射する場合は3日ほど間隔をあける必要があります。

「足の裏やアキレス腱が痛む。でも、試合が近いから早く痛みを取り除きたい」といった方には、特におすすめです。

圧力波とは、高出力の音波（振動・波動）を利用した施術機器です。
痛みの緩和や組織の修復促進を目的として使用されることが多くなっています。

圧力波は、日本ではまだ馴染みの薄い施術です。
しかし、ヨーロッパではスポーツ選手を中心に、安全かつ有効な施術として広く普及しています。

●圧力波の仕組み

圧力波（体外衝撃波治療）は元々、尿管結石や腎臓結石など、体内にできた結石を砕くために使用されていました。
皮膚を破ることなく、音波によって身体の深層部に刺激を加えられるのです。

整骨院で使用される圧力波は、外科的治療として使われた衝撃波療法の出力を下げたものになります。

●圧力波の特徴

高出力の音波（振動・波動）によって、痛みを感じる神経を変性させることで、高い鎮痛作用が期待できます。
特に圧力波は即効性に優れており、施術直後でも効果を実感しやすいことが特徴です。

また、圧力波によって組織に微細な傷を作ることで、治癒の促進を図れるようにもなっています。
あえて組織に傷を作るため、施術後に痛みがでることもあります。（数時間〜数日ほどでひくことが多いです）
また施術中にも痛みを感じる場合がありますが、その分患部の治癒力向上が期待できます。

【期待できる効果】

圧力波によって、身体には次のような作用を期待できます。

●痛みの緩和（短期的な効果）

高出力の音波によって、痛みを起こしている神経終末部を変性、破壊します。
また圧力波には、痛みに関連する神経内の伝達物質を減少させる作用があるともいわれています。

●組織の修復を促進する（長期的な効果）

圧力波では、高出力の音波で組織にあえて傷を作ります。
破壊された組織を修復するために、細胞の再構築が繰り返されることで、治癒力が促進されます。
圧力波は、炎症を起こしている部位に反応する特徴があるため、健康な細胞は傷つきにくいといわれています。

●筋肉の緊張緩和

圧力波を拡散させることで、筋肉へのマッサージ作用を期待できます。
当施術によって、手技では届かない、深部の筋肉も緩められるようになっています。

※圧力波には次のような特徴があります。

・衝撃を狭い範囲に収束させる⇨ピンポイントで強いエネルギーを加えられる。
その分腱など組織の修復力を高められる。（筋肉や脂肪には反応しない）
・衝撃を拡散させる⇨筋肉や細胞も反応する。筋、筋膜への施術が可能。

【圧力波で改善が期待できる症状・メリット】

●慢性疾患（肩こり・腰痛）

圧力波のマッサージ作用によって循環が促され、肩こりや腰痛の改善が期待できます。
特に圧力波は深部まで到達するため、頑固な痛みやコリ感の軽減が期待できます。

●スポーツ障害（使いすぎによる痛み）

炎症部位の治癒力を高めることで、次のような症状の早期改善が期待できます。

・テニス肘
・野球肘
・腱鞘炎（ばねゆび）
・アキレス腱炎
・足底筋膜炎

●四十肩・五十肩

圧力波の鎮痛作用によって、四十肩・五十肩の痛みの軽減が期待できます。
また、圧力波には深部の筋肉を緩める作用もあるため、関節の拘縮も改善されやすくなります。

●疲労回復

筋肉のコリをほぐして、循環を改善することで、疲労物質も排出されやすくなります。